こんな条件下ですが、どうしようもなく環境を変えざる得ない方は、すぐにエントリーしましょう。
エントリー
何にエントリーするかというと大きく以下の通りです。
- 転職サイト
- 人材紹介サービス(転職エージェント)
- 企業HPの応募サイト、広告
転職サイト
ここでいうのは、転職サイトは企業が広告費を投じて、求人広告を掲載する媒体をさしてます。
昨今はAIでマッチングするようなサイトもあるようです。登録内容に応じてスカウトメールが来ますので、条件に合う求人があればチャレンジしても良いかもしれません。
傾向
求職側として条件の良さげの求人広告(ギリ、クリア位の条件だと、その条件を満たす提示はなかった)面接まで至ったことがないので、求人側の視点でいうと、求人単価が下げたい場合に使用する傾向があると思います。
職種や業態に特化している媒体があるので、方向性が定まっていて、相場を把握している方などは登録するサイトなどの選択肢は限られてるので、使いやすいかもしれません。
営業職、技術職、現場職などは、案件が多いと思います。
ただし、求人広告の大半は誇大傾向があります。
応募数を増やすために「未経験歓迎」「マネージャー候補」「プロジェクトリーダー候補」といった場合は注意が必要ですので、労働条件をよく確認することをおすすめします。
評価
個人的には時間があれば、登録しておく程度で良いかと存じます。
登録するのであれば、求人数が多い少ない、職種に得手不得手がある媒体もあるので、事前に調査して必要最低限に留めることをお勧めします。登録不要の媒体もあるようなので、除いてみても良いかもしれません。
と言いつつ、現在も大手3社ほど登録している状態です。ログインするとアクティブな転職活動者と思われ、スカウトメールが頻繁に来ることがあります。
ですが、本気でスカウトしようとメールを送ってきているわけではない(営業経験者に一斉送信している等々)ので、気をつけましょう。
現職含めて4社勤めてますが、転職サイトを経由して就職したことはありません。求人広告数や条件、掲載する職種と業種等からマーケットの景況感等を見るのに登録しておくのが、最も有意義な使い方かもしれません。
紹介サービス
ここでは、成功報酬型の紹介サービスをさします。
最近では転職エージェントという言い方が、わかりやすいかもしれません。
企業が求人を出して、エージェントが企業の求める人材をマッチングするサービスです。採用に至るとスペック(想定年収)に応じた報酬を支払います。
メリットは採用側、求職側の手間がかからない点です。
条件を提示していれば、勝手に求人を提案してくれますし、条件交渉も仲介してくれます。
相談事があれば聞いてくれます。
デメリットは、採用単価が上がるので、ハードルが上がることかもしれません。エージェント選びを間違うと全く提案がなく時間だけ経過していくことになるので、注意が必要かもしれません。
企業HP求人
自社のホームページ等に掲載している求人サイトをさします。
何気に中途(キャリア)採用求人サイトを公開している企業がありますが、ほぼメンテンナンスされていないケースがほとんどだと思います。
営業職を通年有料広告を掲載している会社だったり、常に人不足の労働集約型の業種が比較的多い傾向ですので、見分けるのは一定の見識は必要かもしれせん。(時間を無駄にしてしまうかもしれません)
但し、企業が自社の採用ページに注力していた場合、チャレンジしてみる価値はあると思います。
私見ですが、既に企業の媒体を通じた採用活動は時代遅れだと考えています。生産性の低い日本企業の特徴が顕著に表れている部分だと思います。
理由はいくつかあると思いますが、一般論として一つ挙げるとすれば、
テクノロジーが発達し、情報化が加速する現代社会において、求職者にダイレクトに訴求する力のない(企業内にそういった訴求力向上を推進する体制と人材がいない)企業に自社商品(サービス・製品等)の訴求力が備わっていると思えません。
感度が高い組織構造の企業は取り組みを始めているはずですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
推奨
現時点では推奨されるエントリー先は
人材紹介(エージェント)サービス一択で良いと思います。
とりあえず限られた時間で活動するために、大手エージェントサービスの一社だけでも十分だと思います。
転職へのモチベーションが一定レベルを超えていて、意識が高い方だと思うので、求める業種や職種の強いエージェントをいくつか併用しても良いかもしれません。
自身の思考するものが定まっていない方は、手当たり次第登録して、一通り試してみるのも良いかもしれません。それくらいゆとりを持って活動するつもりも大切ですし、
その他
- 有料(求人側課金)求人サイト
- 縁故
スペックとこれまでの業務や経験によって上手く利用できる可能性があるとは思いますが、ハマる人は限られると思います。専門性があったり、人脈がモノを言うような印象です。一長一短ありますが、詳細は割愛します。
結論
重要なのは、市場において自分自身の位置(一般的には報酬的に下がる場合が大半であること)を知るです。
ですが、同一労働同一賃金が謳われる日本就業環境において、年収300万年間休日110日で1日の労働時間8時間で働いている人がいる一方で、概ね同じような業務内容で年収600万年間休日125日で1日の労働時間7時間で働いている人がまだまだいることは事実です。
乱立する情報を効率よく選別、選択していくには「エージェント」活用することが、現状はベターだと考えます。
理由は自分希望を伝えれば、それに基づいて求人企業を提供してくれます。自身の志向と市場が求める傾向のすり合わせを短期間で効率的に行うことができる可能性が最も高いからです。
まずは現在の市場傾向と自身(自信)のギャップを埋めてどこで売るのが、何を売るのか、最も高値で取引ができるか見極めるのが、一つの成功への道筋です。日本市場傾向は人財の価値を明確化して磨いていくことに成功している企業は数少ないと思います。